2005年9月19日

方法は、いくらでもある


0919.jpgいつか家を建てることがあったら、いつか子どもを持つことがあったら、子どもと一緒に、家の壁を塗ろう。
いつの頃からか、そんな妄想があった。

でも、手頃な建売買っちゃったりするのが現実かもしれないしね。
子どもだって、つくるかどうかできるかどうかわかんないしね。
まぁそんなのは、テレビや雑誌の中のできごとだよ。所詮、妄想に過ぎないんだろうね。
そう思っていた。もうずいぶん長い間。

このあいだの見積りは無視することにして、2ヶ所から見積りを取ったそう。建築設計事務所Sさんに打ち合わせに行く。その2ヶ所のうち1ヶ所から、見積りが出ていた。
「短期間で見積りを依頼したのに、ここは、まがりなりにも出してきました。こういう所は、それだけの仕事ができるということです」。もう一方は、見積りが間に合っていなかった。
見積り額も、だいたい妥当だった。

さて、どうしていくのか。私たちに必要なのは、子どもたちの成長に対応していけるような家で、完成形である必要はない。住みながら必要に応じて追加していけばいいところは、また後でつけたしていく。後でもいいものは、最初にはつくらない。意味のないものはつけない。そういったところで初期費用を下げる。
一方、妥協したくないところ、後から修正がきかないものにはお金をかける。たとえば構造材。集成材を使えばローコストの家にはなる。でも、木材にお金がかかっても集成材は使わない。

とうちゃんもわかってきたような表情で聞いている。数字が並んでいる前での具体的な説明。方法は、いくらでもある。

いくつか削る工程が出てきた。土間には、真砂土を左官工事で塗ってもらう予定だったけれど、まずは基礎のコンクリートのままにしておこうかと思う。そのぶんコストダウン。そもそもコンクリートって、打った後、数年は水分を多く含んでいるので、蒸発させた方がよいしね。年月かけてゆっくりと材質を見ながらつくっていこう。落ち着いてから、少し大きくなった子どもたちと一緒に、土間づくりをやっても、楽しそうじゃない。
内壁がないから、一緒に壁を塗ることができなくなった代わりにね。


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コメント[2]

10年使うかどうかわからない家電を買うために、多くの人はカタログを見比べ店頭で見比べ、結構真剣に考えます。なのに、『家』になると、それはしなくなります。いや、するのだろうけど、結局、家電を選ぶのと同じような気持では、その量の多さ故、疲れ、めんどうくさくなってしまうのでしょう。
結局ハウスメーカーや建売を「選んで」、「○○円」でお願い!っていうことで済ませることが手ッ取り早いく、気楽ですね。ローンは少し多めになるかもしれないけれど『それなり』にできて『それなり』に満足するんですから。。その人達全てがそうではないですが、人生も『それなり』でいいのでしょう。

お二人のように、家づくりに苦労しながら真剣に向う人達は、人生を『それなり』とは考えない方ですね。
家を作る事なんか、その期間は人生においてほんのわずかです。その間、いろいろな事を真剣に考え、悩み、夫婦で話し合う事なんか、もう2度とないと思います。
悔いのないよう(・・いや、出来上ってから後悔する事があるかもしれませんが、それは今やっている事があるのとないのでは、大違いです。)一歩一歩進んでください。

しださん、コメントをありがとうございます。
ほんとに、おっしゃられるとおりですね。

本当は、「こんなふうな家、いいな」と潜在的に思っている人は、ごく普通にいっぱいいるはずなんだと思います。
愛知万博の『サツキとメイの家』に入ってみたかったり、『DASH村』の家が燃えたときに激怒したり、北海道の『ムツゴロウの動物王国』の母屋に憧れてテレビを見ていたりするのだろうと思います。
でも、ファンタジーになっちゃってるんです。
現実には、かないっこないし、つくれっこない。
どうやって家をつくったらいいのかわからないし、それを手助けしてくれる人もいないし、そもそも土地は不動産屋が押さえてしまって売るための家を建ててしまうから、方法すらない。土地があっても、思う家を建てようとするといろいろと高くつく。八方ふさがりで、現状を見ると、それなりのものにするしかない。あらかじめ意思を剥奪されている。そうなんじゃないかなと思います。

でも、もうそろそろ、そういうのは、終わりだと思うんです。

励ましのお言葉をいただきありがとうございました。とても嬉しいです。

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