2005年9月12日

坪単価100万円?


「樹齢300年の一枚板のテーブル」と言うよりも、「300万円のテーブル」と言いたい人がいる。
「経験50年の職人さんのつくった鞄」と言うよりも、「50万円の鞄」と言いたい人がいる。

建築設計事務所Sさんから連絡がある。とりあえず見積もりが出たそうだ。坪単価にしておよそ100万円。坪単価100万円なんて、『渡辺篤史の建もの探訪』でも、ほとんど出てこない。

ただ高くしようと思えば、いくらでも高くできる。たとえば下請けの下請けに仕事を投げてそこがまた外に出したりしてもうどこの誰がつくってるんだかなんだかわけわからないなんてなると、かさんだ手数料のぶん、いくらでも高くなっていく。
それはまぁ、「樹齢300年」よりも「300万円」のキャッチフレーズが必要な人も世の中いるだろうから、そういうのは、そういう人におまかせする。

クリアな見積もりの出せる信頼できるところにつくってもらいたい。実際に仕事をした人に、仕事をしたぶんのお金を払いたい。当たり前だ。

最初の見積もりは、このぐらいの金額が出ないと、建築家さんの腕の見せ所も減ってしまうというものでもあるのかもしれない。60キロの体重の人がダイエットして50キロになっても驚かないけど、100キロの体重の人が50キロになったと聞けば驚く。

「いままでも、不可能を可能にしてきましたから、安心してください」と言われる、建築家さん。


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コメント[1]

大丈夫ですよ。
坪単価なんて、車でいえば「排気量あたり幾ら」みたいな
もんだから、数字としてはあまりにナンセンスです。

○○万という数字ではなく、自分の欲しいものが幾らか
のみが大切なのだと思います。

普通の工務店なら、孫請け云々の小細工はしません。
しているのだとしたら、その工務店と組んだ建築家の責任です。

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