T社へ行ってみた
U不動産の紹介でT社へ行ってみた。家の設計施工プロデュースをする会社のようだ。
今回の土地を仲介してもらったU不動産のUさんも一緒だ。当社の社風ですからと、本当に細かいことまでつきあって面倒をみてくださる。それに、ご自分も同じぐらいの狭小地を持っていて、近々家を建てようと思っていられるのだそうだ。しかも、男の子の赤ちゃんがいるのだそうだ。だから、私たちがいったいどうするのか、不動産業者のスキルアップとしても、個人的に将来の施主としても、とても興味があるのだそうだ。明るくてきちんと話もできて不動産の知識も持っている方が付き添ってくださって、こんなに心強いことはない。
T社に着くと、黒い服をラフに来た若い男性がまず対応してくださる。かあちゃんは個人的にこの雰囲気が懐かしい。育児中触れることのなかった業界人の風情だ。奥の方のテーブルでは、マオカラーの白いシャツを着た男性が、若い夫婦と打ち合わせをしている。あぁ建築家のスタイルだ。そんなところで安心したりする。勝手気ままに並んだ風なテーブルのひとつで、やってきたT社の担当の方と話をする。Uさんに手助けしてもらいながら、土地の説明や、予算があまりないんですとかいう話をひととおりする。T社には一度ラフなプランを立ててもらっていたこともあって、あまりひっかかることもなく話が進む。Uさんのおかげだ。
かあちゃんが夜なべで書いた、家への要望を箇条書きにしたものをお渡しして説明する。最初は簡単な図面にしようかと思って書いたけれど、図にしてしまうと逆にイメージが固まってしまうので、文字で伝えることにした。いろいろと書き並べたけれど、主な点はこのようなものだ。
●家の中がひとつの部屋というイメージ。主寝室以外はオープンな間取りにする。子どもたちは、その時々に好きな場所で過ごす。
●中庭をつくりたい。
●玄関は土間のようなイメージ。玄関の横に2畳の畳コーナーをつくりたい。
●キッチンもオープンにしたい。テーブルがシンクにつながっているようなつくりにしたい(子どもたちが食事作りに参加できるように)。キッチンの部分だけをカーテンなどで仕切れるようにしたい。
●戸はなるべく引き戸にしたい。
●窓にはカーテンはつけないで障子のようなものをつけたい。
●ロフトもつくりたい。
●できれば床は無垢材で。
●外溝は自分でする。枕木やレンガなどを使って駐車場を作り、子どもたちが少しでも地面に触れて楽しめるようにしたい。
要望をひとつひとつ確かめて聞いてくださっているT社の人。
たぶん、どれも普通言うような要望ではないのではないかと思う。もっとステレオタイプな人の方が圧倒的に多いはずだろうと思う。「3LDKで、キッチンは○○社製のシステムキッチン入れて、壁紙は△△社の花柄にしてちょうだい」みたいな。
「いやそんなのはできませんよ」とか頭ごなしに言われるのではないかと、少々気弱なかあちゃん。でも、「キッチンにパーテーションをつけるなんて、細かいことなんですが…」と遠慮がちに言うと、「いや、大事なことです!」と、キッパリと言ってもらえた。よかった。話が通じそうだ。
T社から設計事務所を選んでもらって、プランを煮詰めていくことになる。T社にお願いするかどうかは、どんなプランを出していただけるかによる。それと、予算的に折り合うのかどうかだ。かあちゃんのイメージとT社の持つ建材が合うかどうかがちょっと不安な感じもする。T社は、建材を大量に仕入れることでコストを下げているようだ。すると、その在庫の中から選ぶことになるのだろう。どうやら輸入モノが多いようだ。
作品集を見て、「T社さんは大きな家が多いのかと思ってました」と言うUさん。「いや、ウチは狭小が多いです。みんな得意です」と言うT社の人。ちょっと期待。
でも、この家、普通に作ると、すごく暑くてすごく寒いはず…。
アトムはDVDを見せてもらったり絵本を読んだりして、話をしているあいだごきげんで静かに過ごしていた。ウチにはDVDもビデオもないから珍しかったのだろう。ウランはちょうどお昼寝をしていた。
かあちゃんは、『みんなのいえ』で言えば、田中邦衛よりも唐沢寿明寄りなのだろう。でも20畳の和室、欲しい(ムリ)。
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